SDGsは国連が定めた2030年までの開発目標。
私たち国際探究コースの3年間のコース方針の軸になっているのは、ユネスコ憲章であり、SDGsです。SDGsは総合的な探究の時間などを活用してしっかりと学習していきますが、これまで東邦高校で取り組んできた持続可能な開発のための取り組みに「葵プロジェクト」があります。
京都の三大祭りの一つである葵祭は、1400年の歴史を持っています。葵祭では、フタバアオイという葉を上賀茂神社にかざったりするなどして、とても重要な役割を果たしていますが、近年、このフタバアオイという葉っぱが環境の変化や野生動物の食害のため、その数を大きく減らしています。「葵プロジェクト」は、神社からフタバアオイを株分けしてもらい、数年育てて数を増やしてお戻しし、葵祭で使っていただく取り組みです。東邦高校では、2016年に参加し始めて4年、こんなに大きくなりました。これぐらいの鉢が約40。今年は上賀茂神社にお戻ししようと思っていましたが、コロナウイルスの関係で延期しています。
古くから伝わる伝統や文化を次の世代につないでいくことも、豊かで平和な社会を築き上げるために必要な取り組みです。
