国際探究コースは、今年度捕鯨問題に向き合っています。特に2年生のグローバルスタディースという授業の中で、捕鯨問題を扱っています。1学期の間、日本の捕鯨問題についての世界的な批判を知る一方、捕鯨について客観的に調べ、学習を続けてきました。
8月4日から5日にかけて行った和歌山研修では、捕鯨の町として有名な太地町を訪問し、「太地の人々がどのように海と向き合って生きてきたのか」をテーマに歴史的なことを中心にして学習してきました。くじらの博物館を訪問したり、梶取崎や潮岬など、鯨類と関係の深い海を見学してきました。
また、太地町から少し南に下った大島にあるトルコ記念館も見学することができました。トルコと日本の友好の歴史が始まった場所といえるこの場所は、エルトゥールル号の事件があったところです。
参加した生徒は、「自分の目で見て、話を聞くことで、新しい発見に出会うことができたので本当に良かった。」「実際に足を運んで和歌山に行けば自分の疑問が解消されると思っていたけれど、捕鯨問題がいかに複雑な問題かに気づかされた。」「知れば知るほど面白くなったし、知れば知るほどわからなくもなった。これからもう少し整理して鯨の問題に向き合いたい。」などと話しています。
梶取崎
トルコ記念館
コロナウイルス感染が広がる中、本研修には細心の注意を払って実施しました。ご協力いただきました関係の多くの皆様に感謝申し上げます。
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国際探究コース
和歌山研修-捕鯨問題を考える― を行いました。
2021.08.20